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柏崎市の市街地を分断する鯖石川右岸の、松波地区から荒浜地区にかけての、長大な砂丘海岸を荒浜漁港海岸と呼んでいます。日本海に面したこの地域は11月から3月頃、北国特有の季節風が砂を舞い上げ砂丘を作り、植物の成長を妨げたため、田んぼ・畑は少なく漁業や製塩が盛んでした。
その中でも、サツマイモは比較的砂地に育ちやすく、繁殖能力が高い食品として、この地域の産物として古くから栽培されてきました。昭和17年には、サツマイモ15トンを、西頸城郡まで貨車で出荷するなど、歴史のある地域です。特に甘みのある紅アズマは有名です。青山稲荷神社近くの「いもあな」(新潟県中越沖地震で倒壊)など、生産が盛んであった頃の跡も窺えます。
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←青山稲荷神社 | ![]() |
新潟県中越沖地震で倒壊した「いもあな」 今は跡しか残っていません。残念です。→ |
この地域の周辺海域では、鯖石川からの栄養分の供給によりヒラメ、クルマエビなどの、良い漁場が形成されています。また、毎年春になるとイワシが産卵のために接岸し、地元では「荒浜といえばイワシ」と言われるほどの名物となっています。
地元柏崎漁協荒浜支部と荒浜町内会の主催で、市民との交流や地域振興を目的として、平成10年から「荒浜いわしまつり」を開催しています。毎年1000人もの参加者でにぎわう、荒浜ならではのお祭りです。
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